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雨の日キャンプ撤収ガイド|濡らさず素早く片付ける完全版

雨の日キャンプの撤収のコツ|濡らさず素早く片付ける“雨撤収”完全ガイド

 

雨撤収は体力・気力・時間の消耗が大きい。でも段取りさえ整えば被害は最小化できます。

本ガイドは 「濡らさない/汚さない/後処理を軽くする」 の3原則で、実践手順を安全側にまとめました。

 


 

まずは判断基準:やる・やめる

 

  • 中止・待避の目安:落雷注意報/瞬間風速15m/s級/河川増水・警報/タープがバタついて制御不能 → 撤収中断・車内待機 or 早期撤収

  • 低体温リスク:雨+風+気温10℃以下は要警戒。濡れたままの作業を続けない。


 

撤収前の仕込みが9割

  • 予報は“時間帯”で見る:雨雲レーダーで小降りの時間窓に撤収を合わせる。

  • 導線を最短化:タープ下→車まで直線1本。地面に防水シート/通路の段差・ぬかるみを回避。

  • “撤収ボックス”

    • 大判ゴミ袋(70L以上・厚手)/ニトリル手袋/吸水タオル(大判MF)

    • 雑巾・養生テープ・結束バンド・小型スクイージー

    • 透明コンテナ(濡れ物専用)+替えのレインウェア上着

  • ぬれ物ゾーン:車内に透明コンテナ or 衣装ケースを用意。車全体に濡れを広げない

やってはいけない:地面に溝を掘る排水は環境・規約面でNG。設営段階で低地や水の通り道を避ける・タープの片流れで逃がすのが正解。

 


 

設営時から“雨撤収”を見越す

  • タープは高めの片流れ:最後まで屋根として残す。水の落とし先を人の動線から外す。

  • グランドシートは“内寸”:テントからはみ出さない

  • 荷物は箱化:小物をスタッキングしておけば、雨でも一括回収できる。

 


 

これが最短手順|雨撤収タイムライン

 

T-60(撤収60分前)

  1. 小物→キッチン→チェアの順で箱詰めして車へ。

  2. 寝具は即ドライ化:シュラフ・インナーは撥水袋or圧縮袋へ。ブーツは新聞紙イン。

T-30

3. テントは“中を先、外は後”

  • 室内小物回収→フロアを拭き上げ

  • インナー撤去(乾いた状態で袋へ)

  • フライは最後。タープの屋根の下で畳む。

  1. ペグアウト:泥はヘラやペグクリーナーで軽く落とす→現地は仮拭き止まり

T-10

5. 全荷を車載タープで最終整頓

6. タープ撤収:ポール根本の泥をざっと拭き、**幕体はざっくり畳んで“濡れ物箱”**へ。

畳み方のコツ

  • テント・タープはバリ burrito 巻きで“水の筋”を外へ逃がす。

  • 濡れ物は緩く畳む(圧縮すると乾きが悪い)。

 

 


 

車内・積載のコツ

 

  • 濡れ物は最後尾・床置き:透明ケースに集約し、荷室の通気口を塞がない

  • 除湿:エアコンA/C+外気導入で運転。帰路30分でも効果あり。

  • 安全:濡れギアで総重量増。ルーフ積載は挙動不安定になるので天井積みは避ける


 

濡れギアの賢い運用術

  • 見える化透明袋+色テープ(赤=要洗浄/青=要乾燥/緑=済)で一目管理。

  • 吸水→換気→陰干しが基本:直射はコーティング劣化の原因に。

  • ロープバケツで予洗い→砂粒を落としてから洗濯ネットで手洗いコース。絡み対策にも。

  • テント・タープ再撥水:完全乾燥→汚れ落とし→薄く複層濡れたまま噴霧はNG


 

素材別アフターケア(安全側)

  • ポリ/ナイロン:泥はシャワーで流し、完全乾燥後に撥水スプレー

  • TC(ポリコットン)高温・直当てアイロンは推奨しない。メーカー指示に従い、よく乾かし、必要に応じて専用撥水剤を。

  • 金属(ペグ・ポール):真水で洗い→完全乾燥→可動部に潤滑/必要に応じ防錆

  • 木製ギア:水拭き→陰干し→オイル/ワックス急乾・直射は反りの原因


 

あるある失敗 → 即解決

  • 車内がビショビショ:濡れ物ゾーン未設定。→ 透明コンテナ+防水シート+短毛マットで回避。

  • 帰宅後にカビ臭:半乾き収納。→ 24時間後の“再点検タイマー”をルーティン化

  • ロープ泥団子:撤収中に手の甲でしごく→タオル拭きで激減。


 

便利アイテム(持っておくと“勝ち確”)

  • レインウェア上下/ニトリル手袋(替えあり)

  • 大判マイクロファイバー(タープ・テント拭き)

  • 70L厚手ゴミ袋/透明衣装ケース(濡れ物隔離)

  • スクイージー(テーブル・窓の水切り)

  • 防水シート/速乾ロープ/洗濯ネット

  • ペグクリーナー or スクレーパー


 

“チーム戦”で早く終わらせる

  • 3班分担:運ぶ/拭く/畳む。

  • 声かけは短く具体:「小物→箱A」「フライ3分後」「積み込み右側から」。

  • 最終チェック:忘れ物・ゴミ・ペグ穴の埋め戻しでサイトを元通りに。


 

まとめ|雨こそ段取りで差がつく

  • タープは最後まで屋根

  • テントは“中を先、外は後”

  • 濡れ物は“隔離・見える化・後日ケア”

この3点を守れば、濡れもストレスも劇的に減少。帰宅後のメンテも軽くなり、次回は最高のコンディションで臨めます。雨は敵ではなく、段取り力を磨く機会。今日から“雨に強い撤収”をスタンダードに。

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